更新日:2023/4/18
消毒液使用時の注意点
こんにちは
季節の変わり目ですが、ご体調崩されておりませんでしょうか?
新型コロナウイルスも徐々に収束方向に向かっているようには見えているかと思いますが、まだまだ気が抜けない状況にはあると思います。
アルコール消毒も日常的に使い、各施設等随所に設置しているのを見かけると思います。
みなさんはご自宅、職場でのお掃除にもアルコール消毒を使用されていますでしょうか?
そんなアルコール消毒液も使い方を間違えると危険な物になってしまいます。
事故事例がニュースになっていたので、これを読んで頂いた皆様にも是非、安全にご利用頂きたいと思います。
アルコール消毒液の事故事例
事例1 足踏み式消毒液スタンド
東京都杉並区のコンビニ店を訪れた男性会社員が声に驚いて振り返ると、長女(5歳)が顔を覆っていたそうです。入り口の足踏み式消毒液スタンドのペダルを踏んだところ、噴射された液がかかったとの事。長女は身長1メートル10センチ。目の高さは消毒液のボトルとほぼ同じだった為発生した事故です。
公益財団法人「日本中毒情報センター」には、昨年1年間に消毒剤、除菌剤が目に入ったとする相談が265件寄せられています。
事例2 ドアノブ破損
感染拡大後、多数の人が触れる設備や家具をアルコール消毒する事が増えています。
国民生活センターには昨秋、「幼稚園で、トイレのドアノブを消毒していたら、破損してしまった」との相談が寄せられたそうです。
この園では1日5回程度、市販のアルコール消毒液を使って、合成樹脂で覆われたノブを殺菌。
スプレーで吹きかけたり、含ませた布で拭ったりしていたところ、約2か月後、亀裂が入ったといいます。
同センターでは、同種のノブを消毒液に24時間つけたところ、同じような亀裂が生じたそうです。
実験を担当された方のお話では、「アルコールをかけると劣化する物質があるので、消毒前に確認してもらいたい。合成樹脂の場合、台所用の中性洗剤を使うのが良い」と指摘されています。
事例3 出火
市販の消毒用アルコールの濃度は60~70%程度が多いですが。消防法が定める危険物に該当する可能性があり、その場合、灯油やガソリンと同じ「引火性液体」に分類されます。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、消毒液をストーブの近くで使って出火したり、噴霧直後の手を火にかざして服の袖口が燃えたりする実験映像をホームページで公開しています。
製品評価技術基盤機構HP
www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2020112603.html
製品安全広報課の担当者は「コンロを使って室内で料理をする際などには、消毒液を近くで使わず、できるだけ手洗いで済ませてほしい」と話しています。
保管の際も注意が必要。総務省消防庁は「容器に入っていても可燃性の蒸気が漏れ、近くで火気を用いると引火する恐れがある。狭かったり、直射日光が当たって高温になったりする場所に置かないほうがいい」としています。
(読売新聞)
これから寒くなるとストーブ等、火器を使う事も多くなってくると思います。
使い方を考慮し、是非適正に使って下さい。