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更新日:2024/9/17

介護福祉士試験パート合格導入

こんにちは<m(__)m>

先日、介護福祉士試験の申し込みも終了し、試験に向けて着々とご準備を進めていらっしゃる方も多いかと思います。

今回「パート合格」と言う新しい制度での試験となる為まとめてみました。

厚生労働省は、介護人材の安定的な確保を目的に、介護福祉士国家試験の「パート合格」制度を導入する方針を固めました。現場で働きながらも資格取得を目指す人々が、より受験しやすい環境が整備されることになります。

パート合格とは

そもそもパート合格とは、介護福祉士国家試験の全13科目を3つのパートに分け、それぞれのパートに合否を判定する仕組みになります。

例えば、初回で全てのパートに合格できなかった場合でも、次回以降は不合格だったパートのみ再受験であれば良いという大きなメリットがあります。

※合格したパートは翌々年度まで有効

 

従来の制度では、全科目を一度クリアする必要があり、多くの受験者が仕事と勉強の両立に苦労しました。しかし、このパート合格認定制度の導入により、受験者は時間と労力をより効率的に使いながら資格取得を目指せるようになりました。

導入の背景

この制度導入の背景には、介護業界における真剣な人手が不足しています。

介護現場では、介護福祉士としての資格を持つ人材が重要な役割を担っていますが、受験者数は減少傾向にあります。厚生労働省によると、昨年度までの4年間で介護福祉士国家試験の受験者はおよそ1万人減少しています。

介護現場で働く人々が仕事と試験勉強を両立させやすいよう整備された制度となります。

また、昨今増えている外国人の「技能実習生」「特定技能」で働く方達に向けての配慮と言う背景もあるようです。

受験しやすさと質の両立

パート合格制度の導入は、受験者にとっての利便性を高めるだけでなく、介護福祉士としての質の向上にも貢献すると考えられています。

試験対策と言う勉強方法だけではなく、各パートを深く学び、学んだ事をしっかりと現場で反映させていくと言う狙いもあるようです。

介護福祉士試験の未来

介護のニーズが増大し続ける中、多様化する現場に対応できる人材を確保するためには、このような柔軟な受験制度の導入が必須となっています。特に介護福祉士資格は、現場での実務経験が重視されるため、試験の学習範囲も非常に広い範囲です。

資格と現場での仕事力を結びつける為にも、このような新しい展開は今後も必要となっていくと思います。

また、「導入背景」にも書いたように、高齢者の割合が増えて行く中、外国人の介護職員が益々現場で必要となる事が見えている為、試験の多言語化も検討されているようです。

いずれにしても、資格を取れば良いと言うだけのものでなく、試験本来の意味である現場で生きる知識を得る制度と言う形がより濃くなっていき、介護業界全体の人材不足解消に貢献しつつ、より良い介護サービスを提供する形へと変わっていくかと思います。

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