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更新日:2023/8/24

脱水症状と経口補水液

まだまだ暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか(^-^)湿度が高い日は気温以上に暑く感じやすいですよね。

同時に知らず知らずのうちに脱水症状に陥っている…なんて事もよくニュース等で見かけると思います(^^;

今回はタイトルにもあるように、経口補水液について皆さんと勉強していきたいと思います( ..)φ

 

経口補水液とは

有名なところではOS-1(大塚製薬さんの商品)が有名ですよね。

そもそも経口補水液とは、軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品になります。

体液とほぼ同じ浸透圧で吸収率・吸収速度が非常に優秀、「飲む点滴」とも呼ばれています。

塩分などの電解質が十分量含まれるとともに、糖分を必要量含み、水分・塩分吸収に優れており、水分と共に適度な電解質も補給できるので、体液バランスを維持する事が可能です。また、水分を体内にすばやく吸収できるため、ドロドロ血液化を速やかに防止します。

スポーツドリンクではだめなの?

昔からポカリスエット等のスポーツドリンクは売られておりますが、それではダメなの?と思った方もいらっしゃるかと思います(^^)/

(実は以前、私もその口でした、、、)

スポーツドリンクは、糖分が多めであるため、血糖値の上昇や口腔ケア(虫歯)に注意が必要であったり、経口補水液はスポーツドリンクより電解質(ナトリウム、カリウム)濃度が高い組成になっています。

日常生活や軽い運動時の水分・電解質補給にはスポーツドリンクでも十分ですが、暑さや運動などで大量に汗をかいた場合には電解質濃度が高く、すばやく補給される経口補水液の方が有効的です。

スポーツドリンクの利点

ではスポーツドリンクの利点とは?

脱水症状には経口補水液に軍配が上がりますが、今度はスポーツドリンクの利点について考えていきましょう。

スポーツドリンクは、運動で溜まる乳酸の分解・回復に効果的なクエン酸、ブドウ糖やショ糖などの糖分を多量に含んでいるので、疲労回復に効果的です。

つまり、脱水症状ではない、日常での発汗やスポーツ時の水分補給など、脱水を予防する目的の時に飲むのが最適と言えます。

ご覧いただいた通り、そもそもの使用用途が違う飲み物と言う事がお分かり頂けたのではないでしょうか?

気を付けなくてはいけない水中毒

身体にとって水はとっても大切な存在で人体の約60%(年齢や性別によっても違いがあります。)が水分となります。

それだけ大切な「水」ですが、皆さんは「水中毒」と言う単語を耳にした事はありますか?

普段飲んでいて生き物には欠かせない「水」も、条件が揃うと体に影響を与えてしまう事があります。

「水中毒」とは、過剰な水分のみを摂取することによる症状を指します。

水だけを過剰に取りすぎると、低ナトリウム血症を引き起こしめまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢の症状が現れます。

悪化すると吐き気や嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が現れ、死に至る場合もあります。

汗を大量にかき続けている中で、水だけを大量に飲んでいるなと思った際には気を付けて下さい。

※水以外もお茶やスポーツドリンクでも水中毒になる可能性がありますのでご注意下さい。

量の目安と致しましては、1日に3リットル以上の水分を摂取するか、短時間に1リットル以上の水を飲んだ場合に引き起こされる可能性が出てきます。

※個人差や状況にもよりますので気を付けて下さい。

一言でお伝えすると「イオンバランスが崩れると水中毒になる」と言う事になります。

体調に変化があった際にはすぐ医師に相談して下さい<m(__)m>

 

ここまで、それぞれの利点や注意点等を一緒に勉強してきました。

次回も経口補水液についてのお話となりますが、皆さんにとってもお得な情報となりますので、是非楽しみにしていて下さい(^_-)-☆

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