更新日:2025/5/13
国立大学病院の6割が赤字──医療従事者こそ「転職」を考える時代へ

2024年度、国立大学附属病院の6割が赤字に転落したという報道が相次いでいます。
実際、42病院の現金収支は合計で213億円の赤字とされ、前年度よりも赤字幅が拡大しています。これにより、医療現場に従事する医師・看護師・医療技術職などの方々の労働環境や将来への不安がますます高まる状況となっています。
◯ 病院経営の悪化がもたらす「現場へのしわ寄せ」
国立大病院では、高度医療や教育・研究機能を担いながらも、診療報酬制度や補助金削減などの影響を受け、十分な収益が得られない構造的な課題を抱えています。その結果として、以下のようなリスクが現場に現れています。
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医療スタッフの人件費圧縮、給与の伸び悩み
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夜勤や時間外労働の負担増
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最新設備・人材投資の先送り
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若手医療従事者のモチベーション低下
◯ 「医療を続ける」ための選択肢としての転職
こうした状況下で、「今の職場で働き続けられるのか?」「自分のキャリアビジョンに合った環境は他にないのか?」と不安を抱える方が増えています。
**転職は「逃げ」ではなく、「選択肢を広げる戦略」**です。
特に今は、民間病院・専門クリニック・企業内医療職など、医療資格を活かせる新しい職場も増えつつあります。
◯ 転職活動の第一歩は「相談」から
「すぐに転職したいわけではないけれど、今後の選択肢を知っておきたい」
そんなご相談が最近非常に増えています。キャリアコンサルタントとしては、今の悩みを言語化し、次のステージを見つけるお手伝いができます。
今後、医療機関の経営環境はさらに不透明さを増していく可能性があります。だからこそ、「自分のキャリアを守る行動」が求められるのです。
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