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更新日:2025/2/4

テオフィリン徐放性製剤の供給停止問題— これからの喘息・COPD治療に与える影響とは? —

第1回:テオフィリン供給問題へのカウントダウン
■ ある日突然、消える薬
長年、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療に貢献してきた**テオフィリン徐放性製剤(テオドール®)**が、供給継続困難との発表がありました。

「いつも処方していた薬がなくなる。」
「この薬に頼っていた患者さんはどうなるのか?」
そんな疑問や不安を感じた薬剤師の方も多いのではないでしょうか。

現在、日本呼吸器学会もこの問題に強く懸念を示し、製薬会社へ供給継続の申し入れを行っています。しかし、原料供給の問題から解決の見通しは立っておらず、現場では早急に代替策を考える必要があります。

■ テオフィリンが消えると何が起こるのか?
テオフィリンは、古くから使われている気管支拡張薬であり、特に夜間の喘息発作の予防や、ステロイド治療の補助として有効でした。

しかし、これがなくなることで医療現場には以下のような課題が浮上します。

✅ 一部の患者において、他の薬では十分な治療効果が得られない
✅ 全身性ステロイドの使用増加により、副作用リスクが高まる
✅ 治療の選択肢が狭まり、医師の処方判断が難しくなる
✅ 医療費が上昇し、患者負担が増加する

特に、喘息やCOPDを抱える高齢患者の中には、吸入薬の適切な使用が難しく、経口薬での管理が必要なケースもあります。
このような患者さんにとって、テオフィリンの供給停止は単なる「薬の入れ替え」では済まされない問題です。

■ 今、薬剤師が考えるべきこと
この状況を受け、薬剤師として何ができるのか。
✅ 医師との連携を強化し、代替治療の選択肢を提示する
✅ 患者への適切な情報提供を行い、不安を軽減する
✅ 吸入薬の正しい使い方を指導し、治療の移行をスムーズにする

そして最も重要なのは、「テオフィリンに代わる治療法をどう確立するか」 ということです。
本当に、テオフィリンの代わりとなる薬はあるのか?
供給停止後、現場ではどのような対応が求められるのか?

続きは次回!
次回のコラムでは、
👉 「テオフィリン供給停止がもたらす具体的な影響と課題」
について詳しく解説します。

薬剤師の皆さんが直面する現場の問題を整理し、今後の対応を考える上で重要なポイントをお伝えします。
ぜひ次回もお楽しみに!

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