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更新日:2023/3/31

☆祝☆ 今年度の介護福祉士国家試験の合格率が、過去最高の84.3%

今年も恒例の介護福祉士国家試験が行われ、合格者の発表が行われました。

今回の合格率は過去最高の84.3%と素晴らしい数字となりました。

残念ながら今回は合格出来なかった方もいらっしゃいますが、受験者の大多数が社会人と言う、お仕事をしながら勉強と言うハードな環境の中でチャレンジされたと言う事実は頭が下がる思いです。 本当に素晴らしい事だと思いますので、是非引き続きチャレンジして頂きたいと思います。

今回は、受験者数のデータと、そこから見える業界の状況も合わせて書いていこうと思います。

受験者数のデータ

受験者データは下記のとおりです。


受験者数 79151人
合格者数 66711人

合格率84.3%

男女比
男性29.9%
女性70.1%

合格者分布
現場から受験をされた介護職員が合格者の中の8割
養成学校は1割以下
福祉系の高校は5分以下

年齢別
30歳以下 32.9%
41~50歳 25.3%
31~40歳 19.4%
51~60歳 18.3%
61歳以上 4.2%

受験者数が7万人台と少なかったのは2016年以来の6年ぶりとなりますが、合格者は2年連続の6万人超えとなっています。

80%台に合格率が達した事は実は史上初となっているそうです。

非常に素晴らしい優秀な数字だと言う反面、受験者数が大幅に減っていると言う事実があります。

受験者数と合格率


下記は受験者数と、その年の合格率となります。

年別受験者数と合格率

2014年 153808人   61.0%

2015年 152573人   57.9%

2016年 76323人   72.1%

2017年 92654人   70.8%

2018年 94610人   73.7%

2019年 84032人   69.9%

2020年 84483人   71.0%

昨年度  83082人   72.3%

今年度  79151人   84.3%

ご覧の通り平均としては70%程の合格率となりますが、2014年頃から比べて受験者数が半分程になってしまっています。

もちろん一度取得された方は原則2度の受験はされませんので、保持者の数も変わっていますが、ここ10年で半分と言うのは日本の人口の減り方と、高齢化のデータから比較してもあまりにも減っていると言う印象を受けるのではないでしょうか。


介護福祉士の所属比率による加算もある為、職場からの需要は高まる一報の中、本来受験者数が増えないまでも、ここまで減ってしまっているのは次世代の福祉を担う方達が単純に減っているのではないか 、福祉の仕事に就きたいと言う方達が減っている証拠なのではないかと感じる方も多いのではないでしょうか。

働く方々への処遇面なのか、労働時間の問題なのか等、改善の余地はまだまだありそうな気が致します。「福祉の仕事がしたい」と言う方が増える業界に成長して頂く事を願わずにはいれません。

是非、みなさんの意見も聞かせて下さい。

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