更新日:2025/5/13
2025年6月から義務化!薬局ホームページへの施設基準掲載とは?

2025年6月以降、薬局が店頭に掲示している情報と同等の内容をホームページにも掲載することが義務化されます。
これは、医療DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するための一環であり、「医療DX推進体制整備加算」の取得要件としても明記されている重要な対応事項です。
◯ 対象となる主な施設基準(届け出項目)
以下のような施設基準を届け出ている薬局は、該当項目をHP上に必ず掲載する必要があります。
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調剤基本料
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地域支援体制加算
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連携強化加算
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後発医薬品調剤体制加算
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在宅薬学総合体制加算
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医療DX推進体制整備加算
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無菌製剤処理加算
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特定薬剤管理指導加算2
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かかりつけ薬剤師指導料/包括管理料
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在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算
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在宅中心静脈栄養法加算
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在宅患者訪問薬剤管理指導料 など
◯ その他、HPに掲載が必要な基本情報
さらに、以下のような全薬局に共通する必須掲示項目も忘れずに対応が必要です。
★ 保険薬局である旨
★ 調剤管理料・服薬管理指導料に関する事項
★ 明細書の発行状況
★ 保険外サービス・費用請求に関する事項
参考 厚生労働省:医療DX推進体制整備加算・医療情報取得加算の見直しについて
◯ 「デジタル対応=業務負担増」ではない。キャリア転換の好機にも
制度変更への対応は、新たな業務の追加やスタッフ教育を必要とするため、多くの現場では**「負担が増える」と感じられがち**です。しかしこの流れは、業務の質を向上させ、薬剤師の役割を広げるチャンスでもあります。
実際、医療DXに積極的な薬局や企業は人材育成・待遇面でも魅力的な環境を整備し始めています。
「制度対応が不安」「もっとスムーズにデジタル医療に関わりたい」そんな方こそ、今がキャリアを見直す好機です。
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